Q:シロアリは1軒の住宅に何匹くらい生息数がいますか?
A:ヤマトシロアリは約1~5万頭、イエシロアリは約5~100万頭のコロニーを作ります。
住宅の立地条件や建物の環境にもよりますが、ヤマトシロアリは数万頭の規模のコロニーを形成します。
特に、イエシロアリと比べると少なく感じるかも知れませんが、それでも住宅に十分な被害を与える規模です。
また、1軒の住宅に複数のヤマトシロアリのコロニー巣)が形成されてしまう事もあるので注意が必要です。(それぞれのコロニーに女王アリが存在する)
イエシロアリの場合は生息数が100万頭を超える事もあり、コロニーの大きさが直径100m以上になる場合もあるので、1軒の敷地内だけでは収まりきらない事もあります。
外来種であるアメリカカンザイシロアリは数千頭程度ですが非常に喰害の速度が速く、初期の段階から屋根裏や家具や柱を喰害する事もあり、蟻道を作らず床下にも生息しないので、蟻害の範囲やコロニーの規模を把握するのが困難なシロアリです。
更に、1軒の住宅で複数のコロニーが作られる事も多く、完全に駆除する事が難しいシロアリでもあります。(蟻害が再発しやすい)
シロアリ駆除やシロアリ予防は御任せ下さい!
白蟻駆除サービスセンター愛知
052-231-3595(平日AM9:00~PM6:00)
シロアリの比較(シロアリの生息数)
項目
生息している規模
生息地
繁殖の速度
巣の場所
特徴
1日に産む卵の数
1年間に産む卵の数
ヤマトシロアリ
数千~数万頭
北海道を除く日本全土
速い
地中・木材の中(移動型)
被害の件数が1番多い
20~30個
8,000~10,000個
イエシロアリ
数十万~100万頭
関東より南の沿岸部
非常に速い
地中(定住型)
1軒の被害規模が1番大きい
250~350個
100,000~120,000個
アメリカカンザイシロアリ
数十~数千頭
関東より西側が多い
遅い
家具や木材の内部(移動型)
発見するのも駆除するのも困難
春から秋にまとめて産卵する
30~300個
もし住宅の上でシロアリを見かけた場合は、兵隊アリの特徴を確認して下さい。
ヤマトシロアリとイエシロアリを見分けるポイントで一番わかりやすいのは、兵蟻(兵隊アリ)の頭の形と頭の占める割合です。
先ず、ヤマトシロアリの兵蟻は、頭が体の1/2もあり、長方形をしています。
そして、イエシロアリの兵蟻は、頭が体の1/3程度で、卵型をしています。
割り箸の先で軽く攻撃してみると、ヤマトシロアリの兵蟻は逃げていきますがイエシロアリの兵蟻は攻撃してきます。
余裕があれば写真を撮っておくと、その後の対策が立てやすくなります。
この画像に写っているシロアリが約400頭です。
一般的なヤマトシロアリのコロニーでは、この約100倍(4万頭)のシロアリが活動しています。
これがイエシロアリの場合には、この画像の2,500倍以上(100万頭)のシロアリが活動している可能性があります。
シロアリの生息場所
・植木(プランター)の下の土壌
・廃材や古材の内部や下の土壌
・切り株(特に腐食している木)の周辺の土壌や切り株の内部
・木製の杭や柵などの土壌に埋まっている部位
・設備(エアコンの室外機・電気温水器・エコキュート等)の周辺の土壌
・物置の下の土壌
一般的にシロアリが生息しやすい住宅の敷地は上記のような場所です。
シロアリは住宅の木部を喰害するので、住宅にしかいないと思われている方もいます。
しかし実は、シロアリはあなたが住んでいる住宅の周辺の何処の土の中にでもいるのです。
シロアリ駆除の御提案
発生したシロアリを放置したままにしておくと、僅かな期間にもシロアリはどんどん数を増やします。
上記の表からも分かるように、女王アリは毎日毎日卵を産み続けます。
一見すると、ヤマトシロアリの女王はイエシロアリの女王に比べて産卵する速度が遅い様に感じるかも知れません。
しかし、そのヤマトシロアリの方が日本では圧倒的に数が多いのです。
つまり、ヤマトシロアリは1頭の女王アリが産める数を増やすことより、新たな女王を増やす(新たなコロニーを作らせる)ことで、ヤマトシロアリの絶対数を増やしているのです。
どちらにしても、シロアリは非常に速い速度で増えていきます。
もし、あなたがお住いの家でシロアリを見つけた場合は、すぐに白蟻駆除サービスセンター愛知に御相談下さい。