白蟻駆除サービスセンター愛知

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住宅や店舗や事務所などに発生したシロアリの駆除は御任せ下さい!

シロアリ以上に危険な腐朽菌【白蟻駆除サービスセンター愛一】

Q:腐朽菌はシロアリより危険だと聞きましたが本当ですか?

A:本当です。腐朽菌にはシロアリの様に決まった侵入経路がない上に、条件を満たす部位全体が一気に腐朽してしまう可能性があるからです。

木材腐朽菌は木を腐らせてしまう菌類の事です。
木が腐る原因は、この腐朽菌(木材腐朽菌)の発生によるものです。
木材腐朽菌は木材に含まれている難分解成分の『セルロース』『ヘミセルロース』『リグニン』を分解して木材を腐朽させます。
なかでも白色腐朽菌は、世界中で唯一の木材を完全分解できる生物(菌類)なのです。
カビも木材腐朽菌も菌類の一種ですが、カビは木材の表面にしか被害を与えませんが、木材腐朽菌は木材の成分そのものを分解している為、時間が経つにつれ木材の強度をどんどん低下させてしまいます。
また、シロアリが発生した場合には駆除剤の散布や毒餌を与えるなどの対策を講じる事が出来ますが、木材腐朽菌が発生してしまった場合には、現場の環境を改善する以外の方法がありません。
しかし、現在の環境(特に木部の含水率)を健全な状態に戻すのは、シロアリの駆除以上に難しい場合があります。(腐朽菌が発生している部位や範囲にもよる)
それが、腐朽菌がシロアリの発生よりも危険だと言われている大きな理由の1つなのです。
もし、あなたの住宅が木材腐朽菌の被害に遭っている場合は、御気軽に白蟻駆除サービスセンター愛知まで御相談下さい。

木材腐朽菌の除去や建物の健全化対策は御任せ下さい!

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052-231-3595(平日AM9:00~PM6:00)

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木材腐朽菌が発生する5つの条件

1:栄養
  木材にセルロース・ヘミセルロース・リグニンなどの栄養分が含まれている事です。

2:空気(酸素)
  木材腐朽菌が生息するには酸素が必要です。

3:湿度(水分)
  湿度85%以上で繁殖します。

4:含水率(木材に含まれている水分の比率)
  木材の含水率が20%以上で繁殖します。

5:温度
  繁殖しやすい適温は20~30℃です。

木材腐朽菌が発生する一番の条件は、高湿(85%以上の湿度)と高含水率(木材の含水率が20%以上)を満たしている事です。
腐朽菌の発生条件はシロアリやカビの発生条件と似ていますが、木部の高含水率が条件である点が違います。
これは、夏場に床下で結露が発生すると、十分に発生し得る条件です。
上記の条件が一定期間続くと、木材腐朽菌が発生する確率が高くなります。
気になる方は、夏場の夕方位(気温が下がる時間帯)に、床下に潜って外周の立ち上がり基礎や土台をチェックしてみて下さい。

木材腐朽菌とカビ菌の比較

項目

白色腐朽菌


褐色腐朽菌


軟腐朽菌


カビ

栄養分

セルロース・ヘミセルロース・リグニン

セルロース・ヘミセルロース・リグニン(限定的)

セルロース・ヘミセルロース・リグニン(細胞間層を分解)

有機物(垢・毛・爪・角質・死骸・排泄物など)

特徴

木材を白色に腐朽させる

木材を褐色に腐朽させる

白色や褐色の腐朽菌が腐朽出来ない高含水率の木材を軟化させる

木材表面に付着した有機物を分解する

※木材は『セルロース(約50%)』『ヘミセルロース(約20~30%)』『リグニン(約20~30%)』と呼ばれる成分で構成されています。
※セルロースは地球上で最も多い炭水化物で、植物の繊維の主成分です。(木材の50%はセルロース)
※ヘミセルロースは植物の細胞壁に含まれている糖分の事です。(不溶性の多糖類)
※リグニンは木質素とも呼ばれる高分子物質で、セルロースやヘミセルロースと結合して、細胞壁や抵抗力を強化する役割があります。
※糖は分子構造で分類され『 単糖類 < 2糖類 < オリゴ糖 < 多糖類 』と呼び方が変化して、単糖類が10個以上結合すると多糖類と呼ばれます。

まず白色腐朽菌は、担子菌類の一種です。
木材の褐色成分であるリグニンを酵素で低分子化することで、木材を白く変色させる腐朽菌のことです。
この白色腐朽菌こそが、世界で唯一の植物を完全分解する事が出来る生物なのです。
次に挙げる褐色腐朽菌は、白色腐朽菌が進化した担子菌の一種です。
褐色腐朽菌は木材のセルロースやヘミセルロースを分解する事が出来ますが、褐色になる原因は限定的にしか分解できずに残ったリグニンの色です。
最後に挙げる軟腐朽菌は、白色腐朽菌や褐色腐朽菌が腐朽できない含水率の高い木材を、軟らかくする事ができる子嚢菌類や不完全菌類の一種を指します。
現在、存在している腐朽菌の9割以上は白色腐朽菌です。

木材の強度測定(白蟻駆除サービスセンター愛知)

木部の強度測定

木部の含水率測定(白蟻駆除サービスセンター愛知)

木部の含水率測定

湿度測定(白蟻駆除サービスセンター愛知)

床下の湿度測定

腐朽菌の恐ろしいところは、シロアリの様に侵入を食い止める事が出来ないという点です。
シロアリは昆虫なので侵入出来る経路さえ塞いでしまえば、シロアリの被害に遭う事はありません。
しかし、木材の腐朽菌は条件さえ整ってしまえば、どこにでも発生してしまうのです。
また、シロアリの様に端から順に被害に遭うというより、条件を満たす全ての木材が一気に被害に遭う可能性があります。

カビと木材腐朽菌の違い

木部の腐食(白蟻駆除サービスセンター愛知)

褐色腐朽菌(木材腐朽菌)

白色腐朽菌(白蟻駆除サービスセンター愛知)

白色腐朽菌(木材腐朽菌)

床下のカビ(白蟻駆除サービスセンター愛知)

カビ

カビは木材の表面に付着して木材に含まれているアミノ酸やたんぱく質を栄養源とする表面汚染菌と呼ばれる真菌の一種です。
木材にカビが発生しても、カビにはセルロースやヘミセルロースやリグニンを分解する事が出来ないので、木材の内部が腐朽する事はありません。
しかし、木部に腐朽菌(担子菌類・子嚢菌類・不完全菌類等)には、セルロースやヘミセルロースやリグニンを分解する事が出来る酵素を分泌することで、木部の内部まで腐朽させる事が出来るのです。
つまり、木材にカビが発生しても殆ど強度を失う事がありませんが、木材に腐朽菌が発生すると徐々に強度を失っていきます。
これがカビと腐朽菌の木材に与える決定的な影響の違いです。
ただし、カビが発生する条件と、木材腐朽菌が発生する条件は非常に似ています。
要するに、床下にカビが発生しているという事は、同時に木材腐朽菌が発生する環境が整っていると考えられるという事です。

腐朽菌の発生とシロアリの発生は無関係

項目

木材腐朽菌

カビ

ヤマトシロアリ

イエシロアリ

適温

20~30℃

20~35℃

15~30℃

28~35℃

適湿

85%以上

80%以上

70%以上

60%以上

含水率

20%以上

20%以上(表面)

関係ない

関係ない

木材の栄養源

セルロースなど

表面の有機物

セルロースなど

セルロースなど

木材に発生する条件

木材の含水率が高いこと

木材の表面が湿っていること

地中から木材までの経路があること

地中から木材までの経路があること

前述したカビの発生環境と木材腐朽菌の発生環境が似ている様に、シロアリの発生環境も木材腐朽菌の発生環境と似ています。
つまり、床下にカビが発生していると木材腐朽菌も発生し易い環境だと言えますし、床下にカビや木材腐朽菌が発生する条件にしているとシロアリが発生し易い環境が整っているとも言えます。

但し、木材に腐朽菌が発生しているからと言ってシロアリが発生しているとは限りません。
それは、木材腐朽菌が発生する条件には、木材が高含水率であるいう点です。
しかし、シロアリが木材を喰害する際に、木材の含水率は関係ありません。(木材が硬いか軟らかいかは関係ある)

いくら、床下にシロアリの発生しやすい環境が整っていたとしても、木材まで辿り着くための経路(道)が無い事にはどうしようもないのです。
稀に、シロアリ駆除業者が木材に腐朽菌やカビが発生している床下を見て、
「このままの状態では、シロアリが発生しますよ」
と脅す、シロアリ駆除業者もいますが、そんな事はありません。
抑々、シロアリと腐朽菌は発生する環境が似ているだけで、発生する事に因果関係は無いからです。
寧ろ、非常に含水率の高い木材には、殆どシロアリはいません。(あまり見た経験がない)

木材腐朽菌の被害とシロアリ被害の違い

木材腐朽菌(白蟻駆除サービスセンター愛知)

木材腐朽菌の被害(含水率30.1%)

シロアリの被害(白蟻駆除サービスセンター愛知)

シロアリの被害(含水率9.2%)

一見すると木材腐朽菌による被害部位とシロアリの加害による被害部位は似ているようにも感じてしまいます。
しかし実際は全く異なります。
一番わかりやすいのは、被害が生じている部位を手で触ってみる事です。
その際、湿気を感じたら木材腐朽菌の可能性が高く、それほど湿気を感じない場合はシロアリの可能性が高いと考えられます。
自分だけでは判断が難しい場合には、専門家に調査を依頼して下さい。

シロアリの駆除と腐朽菌の除去の御提案

木材腐朽菌が発生してしまうと、簡単にはその繁殖を抑える事ができません。
もし、床下に木材腐朽菌が発生してしまったとしても、すぐに環境を改善する事は出来ません。
先ずは、木材を含む床下の環境調査や実態を把握する事が重要です。
白蟻駆除サービスセンター愛知では、木材の腐朽菌やシロアリに関する床下調査を実施しています。
御関心のある方は御気軽に弊社の担当者まで御相談下さい。