白蟻駆除サービスセンター愛知

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住宅や店舗や事務所などに発生したシロアリの駆除は御任せ下さい!

シロアリ被害と耐震強度の低下【白蟻駆除サービスセンター愛知】

Q:シロアリ被害があると耐震強度が低下すると聞きましたが本当ですか?

A:シロアリの被害があると耐震強度は低下します。阪神大震災でも倒壊した家屋の約80%はシロアリの被害に遭っています。

日本建築学会近畿支部が発表している「兵庫県南部地震木造建造物の被害」では、倒壊した木造住宅の約80%にシロアリの被害や腐朽菌の被害が発生していたと発表されています。
木造住宅の耐震診断では1.5以上の評価があれば「倒壊しない」と位置づけられています。
しかし、この数値は建物図面から壁の強度(壁倍率)や重心と剛心のバランス(偏心率)を総合的に判断して導き出されるので、土台や柱がシロアリの被害に合っているかどうかは関係なく評価されてしまうのです。
また、柱の臍抜け対策としてホールダウン金物が設置されていても、肝心の柱がシロアリの被害に合っていると、いざ地震が発生した時には役に立たない可能性もあるので注意が必要です。

耐震診断や耐震補強工事は御任せ下さい!

白蟻駆除サービスセンター愛知

052-231-3595(平日AM9:00~PM6:00)

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耐震診断(一般診断・精密診断)

総合評価点

1.5以上

1.0~1.5未満

0.7~1.0未満

0.7未満

総合評価の内容

倒壊しない

一応倒壊しない

倒壊する可能性がある

倒壊する可能性が高い

耐震診断(精密診断)

木造住宅の精密診断は4つの診断結果に分かれます。
建物の耐震強度を判断するボーダーラインは、評価点が1.0を超えているかどうかです。
耐震診断の評価点が1.0以上あれば、一応建物は地震で倒壊しないと考えられています。
耐震診断の評価点が1.0未満の場合は、評価点が1.0を越える様な耐震補強を建物に施します。
しかし、耐震診断は基本的に建物図面から計算するので、柱や横架材にシロアリの喰害が発生していたり木材腐朽菌の被害が発生していたりしても、1.0以上の評価点になる可能性があるのです。
実際、深刻なシロアリ被害に遭ってる住宅なのに、耐震診断の評価点が1.0以上の報告書を何度も見たことがあります。
また、シロアリや腐朽菌が発生していなくても耐震診断自体が間違っているケースもあります。
住宅の壁内に筋交いがない(図面上は筋交いがある)のに、壁内の筋交い調査(電磁波調査・超音波診断など)を実施せず、精密耐震診断をしてしまっているケースです。
更に、外れ釘(留め釘の打ち損じ)や基礎の調査(圧縮強度測定や中性化進度検査など)も実施されていないケースがあるので、耐震診断を依頼する際には確認が必要です。
あくまで設計図書はただの図面に過ぎません。
つまり建物が図面通りに施工されているとは限らないのです。(壁内の接合金物の不足・筋交いの不足など)
また、建物が図面通り施工されていいたとしても、施工の際に瑕疵や欠陥が生じている可能性もあります。
例えば、基礎コンクリートであれば、「針状結晶の発生(発生していれば地盤の成分調査)」「レイタンス除去の不足」「基礎の凍結融解による劣化」「地盤の凍結によるクラックの発生」「コールドジョイント」「コンクリートの中性化の進行」「打ち継ぎの失敗」などを、直接目視で調査したり機材を用いて部位別調査をしなければ、耐震診断の評価点そのものを信頼できなくなってしまいます。
住宅の耐震診断を依頼する際は図面からの精密診断だけではなく、「木材の強度」や「接合状況の確認」や「壁内の状況を把握」などを併せて依頼する必要があります。

耐震診断(部位別診断)

1:床下の調査
シロアリ調査・木材腐朽菌の調査・木部の強度測定・木部の含水率測定・水漏れ調査・目視による老朽度判定など

2:基礎の調査
基礎の強度測定・クラックの調査(形状・方向・幅や深さや長さの測定など)・中性化進度調査など

3:屋根の調査
屋根材の調査(アスベスト含有検査など含む)・目視による劣化や剥離や変形などの判別や測定

4:小屋裏(屋根裏)の調査
雨漏り調査・害鳥獣の被害調査・結露調査・超音波調査・木部の密度調査・温度や湿度の測定など

5:その他(雨樋・ベランダ・バルコニー・サッシ・霧除け庇・水切り・塀・擁壁・地盤など)
傾き調査(壁・床)・含水率調査・目視による劣化や損傷調査・地盤調査・土壌調査(土壌硬度・土壌湿度)など

耐震診断は「簡易診断」「一般診断」「精密診断」の3種類ですが、そのどれも基本的に建物図面から計算します。
しかし実際は、図面だけでは判断出来ない瑕疵や劣化が存在しますし、評価点には反映されないポイントも多数存在します。
白蟻駆除サービスセンター愛知では、精密診断の際も一般診断の際も専用機材を使用して、部位別の耐震診断を実施しています。
詳しい内容や説明を希望される方は、御気軽に弊社の担当者まで御相談下さい。

耐震補強工事(耐力壁の設置工事)

1:臍抜け防止対策

耐震補強

床板と天井板を開口して、内壁(土壁)を解体後、ホールダウン金物の設置と補強金物と横桟を設置する。

2:耐力壁の設置

耐震診断

天井の梁から床下の土台(場合によっては大引き)に耐力壁を設置する(耐力壁を3分割して固定する)

3:床材と天井材の施工

耐震補強工事

耐力壁を設置したあと、床材と天井材を施工する。
その後に、耐力壁に仕上げ材を施工して完成です。

住宅の耐精密診断で、耐力壁が不足している場合や、重心と剛心の偏心率の差を縮めたい場合などには、耐力壁を設置します。
耐力壁は床材や天井材を開口せずに設置する場合と、天井材や床材も撤去して土台から梁まで耐力壁を設置する場合があります。
床材や天井材を開口した方が耐震効果は向上しますが、既築の住宅では天井や床を開口出来ない場合もあり、そのようなケースでは天井材や床材を開口することなく耐力壁に交換したり新たに設置したりします。
また、既存の筋交いを利用する場合には、壁の両端にホールダウン金物(臍抜け防止金具)を設置する事が困難な場合もあります。(片側にのみホールダウン金物を設置する)
他にも、開口部を塞がない様に、外壁側からブレース(鉄製の筋交い)を設置したり、外壁側からホールダウン金物で柱と土台と基礎を接合する場合もあります。
更に、伝統工法の場合は新たに基礎を設けたり、屋根の瓦(特に土葺きの大回し工法)が重い場合は金属製やスレート製の軽量瓦に葺き替えたりする場合もあります。

建物修繕工事

基礎修繕工事&基礎補強工事

基礎補強工事(白蟻駆除サービスセンター愛知)

基礎に構造クラックが発生している場合は、抱き合わせ基礎を造作する事で強度を保ちます。(打ち替える場合もある)

木材腐朽菌の修繕工事

腐朽菌の除去

木材腐朽菌により腐食した土台や柱が強度を失っている場合は、新たな木材やコンクリートに交換します。

シロアリ駆除工事&修繕工事

蟻害部位の削除

シロアリの喰害で強度が低下している柱は、蟻害部位を切除して鉄筋コンクリートに打ち換えたり柱を打ち継ぎします。

耐震補強を考える上では、建物自体の瑕疵や劣化を放置したままでは十分な耐震補強効果は期待できません。
建物図面から耐震診断をする場合、柱がシロアリの被害に遭っている事は想定されていません。
同様に土台が木材腐朽菌の被害が生じている場合や、害鳥獣の被害が生じている場合なども、耐震診断の際には考慮されない事が殆どなのです。(耐震診断を行う建築士の個人的な知識にもよる)

建物の施工不良(小屋裏)

仕口の施工不良

母屋と柱の臍

母屋と小屋束の臍が外れた状態です。建築後に外れたというより、新築時から外れていた可能性が高いです。

柱の施工不良

柱の接合不良

中央の柱が梁にも母屋にも接合されていません。(バレないように柱の上に板が置かれている)

振れ止めの施工不良

小屋裏の廃材

小屋裏の振れ止め(桁行筋交い)が施工されないまま小屋裏(屋根裏)に放置されたままの状態です。

耐震診断をする際に小屋裏(屋根裏)や床下の調査をしないと、新築時からの施工不良に気付く事が出来ません。
さらに図面に記載されているからといって、壁内に100%筋交い施工されているとも限りません。
他にも、建物図面からだけでは判断できない瑕疵や劣化があるケースもあります。
耐震診断を依頼する場合は、見えない部位の調査も重要だという事を御理解下さい。

シロアリ被害に対する耐震補強工事の御提案

住宅に耐震補強工事を施す場合は、耐震補強と同時に建物の劣化や瑕疵を改善する必要があります。
特に、新築時から放置されている施工不良は、耐震性能に重大な影響を及ぼす可能性も考えられます。
白蟻駆除サービスセンター愛知では、住宅や店舗の耐震診断を実施しています。
まずは御気軽に御相談下さい。