白蟻駆除サービスセンター愛知

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シロアリ駆除剤の毒性

Q:シロアリの駆除剤は人体に悪影響(毒性)がありませんか?

A:シロアリ駆除剤による違いはありますが、最近は毒性の強い薬剤は使われていません。

以前使用されていた有機塩素系(~1986年頃)や有機リン系(~2003年頃)の様に人体へ悪影響のある薬剤は、現在では使用されていません。(使用が禁止されています)
その代わり、シロアリに対する防除(予防)効果が5年程度になっています。
例えばクロチアニジン(ネオニコチノイド系の薬剤)を主成分とするシロアリ駆除剤は、シロアリの神経伝達部分に影響を与えることでシロアリの神経を麻痺させて殺します。
しかしクロチアニジンは人や動物(犬や猫などのペット)などの脊椎動物に作用することはないので、人体への影響もなく安全な駆除剤だと言えます。
また、クロチアニジンは蒸発しにくいという特徴もあるので、空気中にも殆ど成分が拡散しませんから悪臭や異臭の原因にもなりにくいのです。

シロアリ駆除やシロアリ予防は御任せ下さい!

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シロアリ駆除剤の歴史

期間

1952~1986年

1985~2003年

2000年~

駆除剤の分類

有機塩素系

有機リン系

  ネオニコチノイド系

  フェニルピラゾール系

  フェニルピロール系

  ピレスロイド系

  カーバーメート系

  ホウ酸塩

  IGR系

有効期間

30年以上

10年以上

5年程度

5年程度

5年程度

5年程度

5年程度

数十年

2年程度

特   徴

シロアリに対して非常に強い殺虫効果が期待できるが、庭や床下などの土壌への汚染の心配や人体へ悪影響を及ぼす可能性が高い。

シロアリに対する殺傷効果が非常に高いが、化学物質による影響が人体にも及ぶ可能性がある。

シロアリを含む昆虫に対して、神経伝達異常を起こさせて興奮死させる。
・人間を含む哺乳類や魚類には安全性が高い。
昆虫類の神経伝達物質(GABA)の伝達を阻害して興奮死させる。
・人間やペットに対しても毒性がある。
シロアリが酸素を取り込めないようにして窒息死させる。
・人間やペットに対しても毒性がある。
昆虫系の神経細胞を痙攣させたり麻痺させて死亡させる。
・哺乳類や鳥類に影響はないが、魚類には毒性がある。
シロアリを含む昆虫類を以上興奮状態にさせ麻痺や痙攣させる。
・人体への毒性がある。
腎臓が無いシロアリは、ホウ酸を食べると代謝が阻害されて死亡する。
・人間やペットに対して毒性はない。
シロアリなど脱皮をする昆虫類に、脱皮障害を起こさせて死亡させる。
・人間やペットには毒性がない。

※上記以外にもアントラニリックジアミド系やメタジアミド系などの駆除剤も存在します。

1950年代~1980年代半ばまではシロアリの駆除剤として有機塩素系の化学農薬が使用されていました。
有機塩素系の農薬はシロアリの駆除効果が高い反面、土壌汚染や人体への悪影響も高かったので、1986年にシロアリ駆除剤としての使用は禁止されました。
その後登場したのが、有機リン系のシロアリ駆除用の農薬です。
有機リン系のシロアリ駆除剤は有機塩素系の駆除剤に比べて、安全性が高く殺虫効果の高いものでした。
しかし、2003年に建築基準法の改正の伴い、シックハウス症候群の原因物質である有機リン系のシロアリ駆除剤の使用も禁止されました。
そして、2003年以降は上記の表にもあるように、複数のシロアリ駆除剤が使用されるようになったのです。

シロアリ駆除剤の毒性

化合物の系統

ネオニコチノイド系

フェニルピラゾール系

フェニルピロール系

ピレスロイド系

カーバーメート系

IGR系

ホウ酸塩

忌避剤

無い

無い

無い

ある

無い

無い

無い

伝播性

高い

高い

高い

ない

高い

非常に高い

高い

残効性

長い

長い

長い

短い

長い

長い

非常に長い

殺傷力

高い

非常に高い

非常に高い

高い

非常に高い

高い

高い

遅効性

高い

高い

高い

低い

高い

非常に高い

高い

毒性

低い

ある

高い

非常に低い

高い

低い

非常に低い

※市販されているシロアリ駆除剤は、IGR系かピレスロイド系が多数を占めています。
※ホウ酸塩以外は、化学農薬です。
※上記以外にもアントラニリックジアミド系やメタジアミド系などの駆除剤も存在します。

現在使用されているシロアリ駆除剤は上記の様に分類されています。
最も人気が高いのはネオニコチノイド系のシロアリ駆除剤です。
ネオニコチノイド系のシロアリ駆除剤には、クロチアニジン・ジノテフラン・イミダクロプリド・チアメトキサム・アセタミプリドなどの成分が含まれています。
ネオニコチノイド系の農薬は、昆虫に対してのみ駆除効果を発揮するという特徴がある為、シロアリに限らず様々な害虫に対する駆除効果があります。
世界で最も使われている農業用殺虫剤がネオニコチノイド系である事からも、全世界で安全性が確認されている駆除剤だと言えます。

シロアリ駆除剤の注入(白蟻駆除サービスセンター愛知)

シロアリ駆除剤の注入(木部)

シロアリ駆除(白蟻駆除サービスセンター愛知)

シロアリ駆除剤の散布(耐圧盤)

地面のシロアリ駆除(白蟻駆除サービスセンター愛知)

シロアリ駆除剤の注入(土壌)

上記の表からも分かるように、現在使われているシロアリ駆除剤の中でも、毒性の低いものは、ネオニコチノイド系とピレスロイド系とIGR系とホウ酸塩です。
但し、それぞれに使用方法や使用可能な場所が異なるので使用には注意が必要です。

クロチアニジン(ネオニコチノイド系の成分)

・シロアリには影響を与えるが、人やペット(脊椎動物)には殆ど毒性がない。

・シロアリの神経(ニコチン性アセチルコリン受容体)を麻痺させて死亡させる。

・シロアリが気付かない(シロアリの嫌がる成分を含有していないのでクロチアニジンに反応出来ない)

・蒸発しにくい性質のため空気中に拡散しにくく、異臭や悪臭を放たない。

・耐アルカリ性に優れている為、コンクリートを打設する前に使用しても効果を十分に発揮する。

クロチアニジンを主成分としたシロアリ駆除剤の中にはマイクロカプセル化された薬剤もあり、雨などでも流れにくく土壌にながく留まるので長期間効果が持続するという特徴もあります。
但し、ネオニコチノイド系のシロアリ駆除剤はミツバチにも悪影響を与えてしまう可能性があります。
同様に他の昆虫にも悪影響(毒性を発揮)を及ぼす可能性があるので、養蜂をされている方や昆虫の飼育をされている方は、御使用する際に注意して下さい。

シロアリ駆除の御提案

数多くのシロアリ駆除剤が販売されていますが、完全に無毒なものはないと考えて下さい。
それは、例え現在人体への影響がないと証明されていても、10年後や30年後に新たに何らかの毒性が証明されてしまうかも知れないからです。
この先の事が分からない以上、シロアリ駆除には最善の注意を払う必要があります。

養生(白蟻駆除サービスセンター愛知)

台所の養生(養生作業中)

養生(白蟻駆除サービスセンター愛知)

廊下の養生(養生作業中)

養生4(白蟻駆除サービスセンター愛知)

玄関の養生(養生作業中)

シロアリ駆除用の薬剤は、全て化学農薬(農業用の殺虫剤)です。(ホウ酸塩以外)
つまり、いくらシロアリ駆除剤の毒性が低く安全性が高くても、作業前には十分な養生や換気が必要です。
シロアリ駆除を御検討中の方は、御気軽に白蟻駆除サービスセンター愛知まで御相談下さい。