Q:床下で滞水(水たまり)しているのにはどんな原因が考えられますか?
A:一般的には『床下で結露が発生』したり『配管から漏水』していたり『換気口から雨水が浸入』したり『雨漏れが発生』したりしている可能性が考えられます。
床下に水たまりが発生している場合、幾つかの原因が考えられます。
なかでも一番多い可能性としては、配管からの水漏れです。
特に給水管から水漏れが発生していると、住人が気づくまで水が漏れ続けています。(最近は不自然な給水が続くと水道局から連絡してもらえたり、注意書きが記された紙がポストに投函させている可能性もある)
また、床下がベタ基礎(コンクリートの耐圧盤が設けられている床下)の場合と、布基礎(床下が土壌)や独立基礎(床下が土壌)の場合とでは問題の深刻度や解決策が違う場合もあるので注意が必要です。
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床下に滞水している(水たまりが出来ている)原因
1:雨漏れが発生している
1階の屋根や外壁やベランダなどから浸入した雨水が、防水シートの破損や水切りの瑕疵などが原因で床下にまで
雨水が浸入している。
2:洪水で浸水(床下浸水・床上浸水)した事がある
川の氾濫など原因で発生した洪水が、床下に浸入して水が滞水している。
3:水漏れしている
床下の排水管や給水管などから水漏れが発生している。
特に水回りのリフォーム工事をした後や、大規模な修繕工事の後に発生する事がある。
4:結露が発生している
夏場に結露が発生して床が水浸しになっている。
5:換気口の位置が悪い
換気口下の基礎が低いため、雨水が流れ込む状態になっている。
特に風交じり雨や台風の影響で、普段は通らないような経路で換気口から雨水が浸入する。
6:雨樋が詰まったり破損している
雨樋(地中の配管)が破損して、雨水が床下に流れ込んでいる。
集水器や排水口からオーバフローした雨水が、防水シートの内側に回り込んだりうまく水切りから排水されずに
床下に流入している。(雨漏り以外の問題も発生している)
7:地下水が溢れ出している
雨が降り続いた影響で、床下で地下水が溢れ出している。
近くの道路の排水管(本管)から発生した水漏れが床下で溢れ出している。
近所の建築工事や土木工事などの影響で地下水の経路が変わったりして床下から溢れるようになった。
床下に滞水する原因は様々ですが、大きく3つに分類する事が出来ます。
1つ目は雨水の浸入による滞水です。
浸入経路は換気口や外壁などからが多いですが、雨樋から浸入しているケースもあります。
2つ目は水漏れによる滞水です。
床下の排水管や給水管や給湯管からの漏水しているケースや、浴室のタイルの隙間などから水漏れしているケースがあります。
水道料金の検針票や請求書などで給水管からの水漏れは気が付きやすいですが、排水管からの水漏れは長期間に亘り発見されない事もありますが、そのような場合には2次災害が発生している事もあります。
3つ目は結露による滞水です。
意外かも知れませんが、夏場の夕方頃には大量の結露が発生する事があります。(気温が急激に下がる為)
床下の気温が35℃(湿度90%)から25℃くらいまで下がると、床下が水浸しのような状況になる事もあります。
他にも、洪水や散水した水が床下に滞水することがあります。
床下に滞水する原因
床下の滞水
排水管からの水漏れ
床下の滞水
換気口の高さが低いと、床下全体が水浸しになるような雨水が流れ込む事があります。
特にベタ基礎造りの場合は、流れ込んだ雨水の捌ける経路がなく、長時間に亘り滞水する原因に繋がります。
更に、滞水した水分を床下の木部が吸湿してしまうと、木部の含水率が高くなり腐朽菌の発生する可能性が高くなります。
床下に水が浸入しやすい地形(立地条件)
1:自宅の敷地が低い
周囲より自宅の土地が低く雨水や地下水が流れ込みやすい地形になっている。
2:周囲が水田や池
住宅の周囲に水田(田んぼ)や池(湖)などがある。
3:十分な乾燥期間を設けずに住宅を建築した
住宅を建てる前の敷地が湿気を含む土地(水田・沼地・池・湿地等)なのに、十分な乾燥期間を設けずに建築した。
4:水が捌ける経路が無い
雨水が流れていく経路が遮断されているか、近隣の雨水が流れ込んでくる経路がある。
5:常水面が高い
地面の下には常水面と呼ばれる常に水分を含有している層がある
床下の常水面が高いと少しの水が浸入しただけでも滞水しやすくなる。
住宅の床下に雨水が流れ込んでくる経路が存在したり、雨水が滞水しやすい環境になっていたりすると、床下の湿度が高くなる可能性があります。
特に、水田を埋め立てて住宅を建てた場合、十分な乾燥期間を設けていないと、建築後に建物全体が傾く可能性があります。
その場合は床下の湿気云々という問題ではなく、基礎や建物全体の補強すら難しい場合があります。(建て替えるしかない)
床下の湿気が高い場合には湿度を下げる事も重要ですが、なぜ湿度が高くなったのかという原因を究明する事の方が先決です。
床下の浸入原因を調査
漏水検査
木部の含水率を計測
土壌の湿度を測定
床下の湿度が高い場合は、土壌の湿度や硬度を測定したりコンクリートの水分比や木部の含水率などを測ることで、木材腐朽菌やカビが発生しやすい状況か否かを調べる事ができます。
また部位別に建物の傾きを測定することで、湿度が高い原因がどこから生じているのかを調べる指針の一つに出来ます。
更に、基礎の強度や床下の木部の強度を測定したり、配管(雨樋・排水管・給水管など)の漏水調査(目視調査・機材調査など湿度が高くなっている原因の究明に役立つ事もあります。
他にも、気流計測器(スモーク発生器など)や風速計を用いて空気の流れを調べたり、状況に応じて基礎のクラック調査なども可能です。
床下の環境改善の御提案
あなたの住宅の床下に滞水が発生している場合には、詳しい原因調査が必要です。
滞水の原因によっては、今後建物にとって重要な問題が発生するかも知れません。
既に床下で水溜り(滞水)が発生している方や、滞水に関する二次的なトラブルが発生している方は、御気軽に白蟻駆除サービスセンター愛知まで御相談下さい。