バリア工法【白蟻駆除サービスセンター愛知】
日本でバリア工法は最もポピュラーなシロアリ駆除の工法です。
バリア工法は床下の土壌や木部にシロアリ駆除剤や防蟻剤を散布したり注入したり塗布することで、シロアリの建物内への侵入を防止する工法です。
バリア工法のメリット
即効性がある
直接、蟻害部位に薬剤の散布や注入が出来るので効果が早い。
予防効果がある
シロアリ駆除用の薬剤には予防効果も期待できるので安心できる。
1度で施工できる
被害範囲や被害進度を把握できるので状況に応じた施工が可能である。
バリア工法には、建物への侵入を予防する『プレヴェンション系(prevention)』と、建物に侵入しているシロアリを退治する『エクスター三ネーション系(extermination)』があります。
バリア工法のデメリット
開口工事が必要な場合がある
作業員が床下へ入る個所が存在しないと、床を開口する必要がある。
作業スペースが確保できない場合がある
床下の高さが低いと作業員が床下で作業する事が出来ない。
作業困難な場合がある
基礎で囲まれているトイレや浴室の場合や壁の中等には、薬剤の散布も注入も出来ない。(設備の移設が必要)
一定の条件をクリアできる建物には有効なシロアリ駆除の工法ですが、必ずしも全ての住宅や店舗などがあてはまるとは限りません。そのような場合には、出来る範囲だけをバリア工法で施工する事になってしまいます。
確実にバリア工法を施工するには、設備の移動や建物の開口や解体が必要な場合もあるので、施工前には入念な打ち合わせと下見調査が必要になります。
シロアリ駆除やシロアリ予防は御任せ下さい!
白蟻駆除サービスセンター愛知
052-231-3595(平日AM9:00~PM6:00)
バリア工法
注入工事【バリア工法】
木材に駆除用の薬剤を注入してシロアリを駆除する工法です。
直接薬剤を浴びたシロアリは死滅しますし、薬剤を注入した木材は喰害されなくなります。蟻害が発生している木部や蟻害が発生しそうな木部にドリルで穿孔した隙間から、木部用のシロアリ駆除剤を注入します。
木材の四方向からの穿孔が可能かどうかや、木材の硬度や種類やサイズなどを考慮しながら、現場の状況に応じて穿孔する間隔や深さや幅を決定します。薬剤の注入後に、防蟻剤を塗布したダボを差し込み、余分な部分を切断して木部の表面を調整します。
塗布工事【バリア工法】
木材に防蟻剤を塗布することでシロアリの侵入を防止する工法です。
駆除用の薬剤に比べて、化学農薬の含有率は低いですが、シロアリが嫌がる味や臭いを放つ事でシロアリの喰害から木材を守ります。(ピレスロイド系の化学農薬)
散布工事【バリア工法】
床下に土壌がある場合(布基礎造り)は駆除剤を面状に散布します。
床下に耐圧盤(コンクリートの床面/ベタ基礎)がある場合には、耐アルカリ性のある駆除剤を床面に散布します。
基礎や配管の立ち上がりや束石(礎石)には帯状に散布します。
床下に土壌がある場合(布基礎造り)はを面状に散布します。
基礎や配管の立ち上がりや束石(礎石)には帯状に散布します。
バリア工法に有効な薬剤を御紹介させて頂きます。
シロアリ駆除用の薬剤と防蟻用の塗料との間に明確な線引きが無い商品もありますが、主としてシロアリが発生した場合に散布したり注入する事でシロアリを駆除する目的の薬剤です。
通常、シロアリの駆除剤には3種類の成分が表示されています。(駆除剤・殺菌剤・防腐防カビ剤)
通常、シロアリ駆除剤には駆除剤以外に殺菌剤(トリアゾール系など)と防腐防カビ剤(IPBCなど)が含まれています。
下記では各メーカーから発売されているシロアリ駆除剤に含まれる駆除剤の成分と含有率と代表的有効成分の比較をさせて頂きました。
シロアリ駆除用の化学農薬&ホウ酸【バリア工法】
シロアリ駆除剤
タケロックSP20DC
水性キシラモン3W
ハチクサンME
ガントナー20EC
オプティガード20EC
ネクサス20WE
アリピレス木部乳剤20
ミケブロック乳剤
金鳥シロアリフォーム
金鳥シロネン油剤C
エコロフェンCW剤
エコボロンPRO
製造元/販売元
大阪ガスケミカル㈱
大阪ガスケミカル㈱
バイエルクロップサイエンス㈱
住化エンバイロメンタルサイエンス㈱
シンジェンタジャパン㈱
日本農薬㈱
日本農薬㈱
三井化学アグロ㈱
大日本除虫菊㈱
大日本除虫菊㈱
フマキラートータルシステム㈱
㈱エコパウダー
防蟻用薬剤の種類
クロチアニジン(2.0%)
クロチアニジン(0.6%)
イミダクロプリド(2.0%)
クロチアニジン(1.5%)
チアメトキサム(2.0%)
ピリプロール(1.0%)
ビフェントリン(1.0%)
ジノテフラン(5.0%)
フィプロニル
シラフルオフェン(0.15%)
エトフェンプロックス(9.0%)
DOT(15.0%)
化合物の系統
ネオニコチノイド系
ネオニコチノイド系
ネオニコチノイド系
ネオニコチノイド系
ネオニコチノイド系
フェニルピラゾール系
ピレスロイド系
ネオニコチノイド系
フェニルピラゾール系
ピレスロイド系
ピレスロイド系
ホウ酸塩
※旧『日本エンバイロケミカルズ㈱』は、現『大阪ガスケミカル㈱』のことです。
※防腐防カビ成分のIPBCはヨード・プロピニル・ブチル・カーバーメートの略語です。
※DOT(disodium octaborate tetrahydrate)は8ホウ酸2ナトリウム4水和物の略語です。
※上記以外の駆除剤や塗料も御取り扱いしています。御希望の塗料や駆除用の薬剤が決まっている方は、御気軽に御問い合わせ下さい。
※一部のOEM商材(製造メーカーに依頼して自社用に製造してもらっている商品・流通している商品の名称のみを変更して自社の商品名をつけている商品など)については御取り扱い出来ない場合があります。
上記のどのシロアリ駆除剤が優れているかと言うよりも、どの駆除剤が現場の状況に合っているかを判断して選択する事が重要です。
例えばそれは発生しているシロアリの種類にもよりますし、施工条件や生活環境や施工場所などにもよります。
次にバリア工法に使用出来る防蟻剤を御紹介させて頂きます。
もともとシロアリ駆除用の薬剤と防蟻用の塗料との間に明確な線引きが無い商品もありますが、主として木材に刷毛やローラーなどで塗装するタイプを御紹介させて頂きます。
下記では各メーカーから発売されているシロアリの防蟻剤に含まれる成分と含有率と代表的有効成分の比較をさせて頂きました。
防蟻用の塗料&乳剤【バリア工法】
防蟻用の木部塗料
白アリスーパー21
モクボーペネザーブクリヤー
ピレス油剤
アリダン乳液NEO
キシラデコール
ネオアリシス
クレオパワー
木材防虫防腐ソート
強力防腐・防蟻剤
ガードラック
製造元/販売元
吉田製油所
大日本木材防腐株式会社
ケミプロ化成株式会社
フクビ化学工業株式会社
大阪ガスケミカル株式会社
ケミプロ化成株式会社
和信ペイント
アサヒペン
サンデーペイント
和信化学工業株式会社
防蟻剤の成分
シラフルオフェン(0.15%)
ホウ素系化合物(営業秘密)
ビフェントリン(0.05%)
ジノテフラン(0.1%)
不明
エトフェンプロックス(%)
不明
不明
不明
不明
化合物の系統
ピレスロイド系
ホウ酸塩
ピレスロイド系
ネオニコチノイド系
不明
ピレスロイド系
不明
不明
不明
不明
※上記以外の駆除剤や塗料も御取り扱いしています。御希望の塗料や駆除用の薬剤が決まっている方は、御気軽に御問い合わせ下さい。
※一部のOEM商材(製造メーカーに依頼して自社用に製造してもらっている商品・流通している商品の名称のみを変更して自社の商品名をつけている商品など)については御取り扱い出来ない場合があります。
一概にバリア工法といってもシロアリに侵蝕されている状況や建物の形状や木材の環境や立地条件やシロアリの種類などによって有効な駆除剤や施工方法などが違ってきます。
また、御施主様の家族構成や生活スタイルや御予算や施工範囲(生活空間や生活動線の問題など)や希望される工期によっても、作業内容や使用する薬剤(駆除剤)が違う場合もあります。
下記には弊社で御取り扱いしている駆除剤や塗料を記載させて頂きました。
御希望の駆除剤や塗料などが決まっている方は、担当者にその旨を御伝え下さい。