白蟻駆除サービスセンター愛知

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住宅や店舗や事務所などに発生したシロアリの駆除は御任せ下さい!

ベイト工法【白蟻駆除サービスセンター愛知】

ベイト工法【白蟻駆除サービスセンター愛知】

ベイト工法はアメリカで開発された工法で、1995年頃から実践されるようになってきたシロアリ駆除の工法です。
『ベイト(bait)』は英語で『疑似餌』とか『罠エサ』とか『おとり』という意味で、一般的には釣りをする際のエサを指します。
シロアリに毒の入ったエサを食べさせて、巣ごと駆除する工法です。
ベイト工法はおもに『イエシロアリ』の駆除をする際に施工するシロアリ駆除の工法です。
通常、ベイト工法は下記の様な手順で作業を行います。

ベイト工法(掘削作業中・白蟻駆除サービスセンター愛知)

ベイト剤設置用の掘削業

ベイト工法(ステーションの埋設・白蟻駆除サービスセンター愛知)

ステーションの設置

ベイト工法(ステーションに蓋・白蟻駆除サービスセンター愛知)

ディフェンダーの設置

ベイト工法の工程(シロアリ駆除)

①:サーベイ(survey/全体調査)
  現地で立地条件や蟻害状況などを調査します。(現地全体の状況把握)

②:リサーチ
 (research/部位別調査)
  実際にステーションを設置する場所の施工環境や地面の状態などを調査します。(設置個所の調査)

③:セッティング(setting/設置作業)
  シロアリが好む檜板や吸引剤などをステーションと呼ばれるケースに入れて2~3m間隔で埋めます。

④:チェッキング(checking/確認作業)
  ステーションにシロアリが誘い込まれているかを定期的に確認します。

⑤:ベイティング(baiting/毒餌の設置)
  シロアリの存在を確認したらステーションに毒餌を投薬します。(最初から毒餌を入れておく場合もある)

⑥:モニタリング(monitoring/経過観察)
  シロアリが毒餌を食べている様子を定期的に観察します。

⑦:アドベイト(add bait/毒餌の追加)
  ステーション内の毒餌を追加したり交換したりします。(ステーションにシロアリが来なくなったら終了)

⑧:インスペクション( inspection/定期検査)
  ステーションにシロアリ用のエサを入れて、新たにシロアリが発生しないかを定期的に検査する。

ベイト工法のメリットを簡潔に述べさせて頂くと概ね下記の3点になります。

ベイト工法のメリット

建物を開口する必要はない
毒餌をシロアリに与えて巣に持ち帰らせるので建物を壊す必要がない

シロアリを全滅出来る
コロニー(巣)ごと殲滅できるので

悪臭や健康被害などの心配がない
ベイト剤は人間やペット等には影響がなく、嫌な臭い(臭気トラブル)が発生することがない。

シロアリが口移しでエサを与えあう習性を利用した工法なので、ベイト工法を施すとコロニーを全滅させることが可能です。

またベイト工法のデメリットは下記の3点です。

ベイト工法のデメリット

別のシロアリが発生する可能性がある
蟻害を生じさせたシロアリを駆除しても、他のシロアリが侵入してしまう可能性がある。

駆除に期間がかかる
ベイト剤が効果を発揮するのに一定の時間がかかる。(拡散期間が必要)

駆除費用が高額になる場合がある
ベイト剤の交換や追加作業などがかかり、その後も定期的な点検が必要になる。

然し乍ら、ベイト工法には一定の工期(3~6ヶ月程度)がかかる場合が多いうえに、駆除したのちも油断は出来ません。

キチン合成阻害剤・脱皮阻害剤(IGR系の化学農薬/殺虫剤)

シロアリの身体はタンパク質とキチン質から成り立っています。シロアリは成長するたびに脱皮を繰り返しますが、その際に脱ぐ皮がキチン質で出来た皮なのです。
キチン合成阻害剤はその名の通り、シロアリがキチンを合成しないように阻害する効果のある薬剤のことです。
つまりシロアリにキチン合成阻害剤を使用すると、シロアリは新たなキチン質を造り出すことが出来ない為、脱皮する事が出来なくなり殺虫活性を起こします。
※殺虫活性は害虫を死亡させる為の、活発な性質を持っているという事です。
※キチン(chitin)は節足動物の外骨格の主成分で、元々は古代ギリシア語の『キトン(chiton)=衣類』が語源です。
※キチン合成阻害剤には、ヘキサフルムロン・ノビフルムロン・クロルフルアズロン・ビストリフルロン等があります。
※IGR剤はインセクト・グロウス・レギュレーター(Insect Growth Regulator)の略語で昆虫成長制御剤の事です。
 キチン合成阻害剤などが含まれます。

※職蟻(働きアリ)同士も互いにエサを口移しで与え合う習性がある。
※本来、アリの働きアリは職蟻(成虫)を指しシロアリの働きアリは職蟻(幼虫)と擬職蟻(成虫)を指しますが、ここではシロアリの働きアリを全て職蟻として記述しています。

ベイト工法を駆使したシロアリ駆除工事や防除対策は御任せ下さい!

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ベイト工法(シロアリ駆除用の毒餌の投与)

ベイト工法(屋内/押し入れ)

シロアリが通りそうな場所や、既に蟻道が作られている場所にベイト剤を設置します。ベイト剤を食べた職蟻(働きアリ)は脱皮する事が出来なくなり死滅してしまいます。職蟻や兵蟻が死んでしまうと、ベイト剤を食べていない女王アリが単独で生き延びる事は出来なくなりますし、幼生(生まれて間もないシロアリの子供)の世話をするシロアリもいなくなってしまい、コロニー全体が衰退していきます。
また、ベイト工法にはシロアリの侵入口や侵入時期などを判断する際にも利用できます。主にイエシロアリに対して有効な駆除工法です。

ベイト剤(白蟻駆除サービスセンター愛知)

ベイト工法(屋内/シンク下)

現在、シロアリが発生していない場所でもベイト剤の設置は効果を発揮する場合があります。例えば洗面化粧台やシンク(流し台)の下や浴槽のエプロンの奥(特にユニットで囲まれていない場合)に設置しておくと、シロアリに対する予防策にも繋がります。
勿論、シロアリの蟻道が発生している場所や蟻害が生じている部位などにも設置します。
他にも、あまり一般的ではありませんが、バリア工法と併用する場合もあります。

ベイト剤(白蟻駆除サービスセンター愛知)

ベイト工法(敷地)

白蟻の被害に遭いそうな建物の周囲にベイト剤(毒餌)を含んだ餌(木片)を設置します。白蟻がベイト剤を口に含むと、他の白蟻にも毒餌の効果が行き渡ります。(白蟻が口移しで餌を運搬するため)
ベイト剤は白蟻の脱皮を阻害する効果があり、白蟻は次の脱皮が行えず、死滅させることができます。
但し、それぞれの白蟻の脱皮するタイミングが違うため、コロニーが全滅するまでには一定の期間が必要です。(数か月~半年程度)

ベイト工法(ステーション設置・白蟻駆除サービスセンター愛知)

ベイト剤の設置手順

1:ベイト工法(事前調査)

ステーションを設置する前に、建物と敷地周辺の環境調査を実施します。
建物の形状や敷地の状況や周囲の環境を考慮して、総合的にステーションの設置場所を判断します。
白蟻が生育しやすい環境の場合には、通常よりも多くステーションを設けることもあります。
敷地の状況によっては近くにある木材を移動したり、庭木の剪定などが必要な場合もあります。

ベイト工法(①施工前・白蟻駆除サービスセンター愛知)

2:ベイト工法(掘削作業)

ステーションを設置する為に穴を掘ります。
地面の土の種類や硬度を計りながら掘削していきます。
雨水の溜まり易い場所や地面が凍結する場所を避けつつ、動線の邪魔にならない場所を掘削します。
概ね建物から1~2m程度離れた場所が目安になります。

ベイト工法(②穴掘り中・白蟻駆除サービスセンター愛知)

3:ベイト工法(ステーションの設置)

白蟻用の餌を入れたステーションを地面に設置します。
ステーションは一定の強度を確保していますが、を直接踏むと蓋や本体が破損する恐れがあります。なるべく動線を避けた位置に設置するように心掛けます。
ステーションは白蟻が侵入しやすい形状に設計されており、周辺にいる白蟻を誘引しやすい作りにもなっています。

ベイト工法(④ステーション設置・白蟻駆除サービスセンター愛知)

4:ベイト工法(ステーションの設置)

ステーションを埋め込んだら、ディフェンダー(蓋)を閉めて設置完了です。小動物や子供が誤って蓋を開けてしまないように、蓋は施錠することができます。
大規模なコロニーは百万頭を超える白蟻が生息している可能性もあります。早期に白蟻を発見することが、被害を最小限度に抑えるポイントになります。

ベイト工法(⑥完成・白蟻駆除サービスセンター愛知)

5:ベイト工法(定期的な観察)

定期的にステーションの内部を確認します。ステーション内に白蟻の侵入が確認できたら、ベイティング(駆除用薬剤の投入)して白蟻に毒餌を食べさせます。白蟻は餌を口移して運搬するので、一頭の白蟻が食べた毒餌の効果を連鎖的に発揮させることができます。白蟻の脱皮を阻害させて死滅させるため、脱皮をしない哺乳類(人や猫や犬など)には害が生じません。但し効果が確認できるまでに数か月以上はかかります。
又、白蟻を駆除した後も、定期的な観察が必要です。(他のコロニーが発生する可能性がある)

ベイト工法(⑤ステーション設置・白蟻駆除サービスセンター愛知)

通常、ベイト剤を設置する場所には下記の様な個所です。

ベイト剤の設置場所

・庭木や植木の根元付近

・蟻道の近く(床下などに蟻道がある場合)

・玄関周辺

・水回り設備(トイレ・浴室・キッチン・洗面化粧台)の床下や周辺

・建物の外周(2~3mおき)全体

・庭の湿気が多い土壌

・シロアリの喰害場所付近(シロアリの喰害がある場合)

・木材や廃材などが置かれている場所

ベイト剤として使われる化学農薬には下記の様な種類があります。

シロアリ駆除用のベイト剤&化学農薬

シロアリ用のベイト剤

シロアリハンター

シロアリの巣撃滅

レクイエム

コロニーバスター

サブステックシリーズ

セプティバDRY

ファーストラインAGS

製造元/販売元

イカリ消毒㈱

アース製薬㈱

エンシステックス社

日本農薬㈱

住化エンバイロメンタルサイエンス㈱

BASF㈱

ケミプロ化成㈱

有効成分

ビストリフルロン

ヘキサフルムロン

クロルフルアズロン

メタフルミゾン(50.0%)

不明

フィプロニル(0.5%)

クロルフルアズロン

化合物の系統

キチン合成阻害剤

キチン合成阻害剤

キチン合成阻害剤

メタフルミゾン系

キチン合成阻害剤

フェニルピラゾール系

キチン合成阻害剤

※キチン合成阻害剤には、ヘキサフルムロン・ノビフルムロン・ビストリフルロン・クロルフルアズロン等があり、シロアリの脱皮を阻害する効果があります。

ベイト工法によるシロアリ駆除を御検討されている方は、白蟻駆除サービスセンター愛知に御相談下さい。
白蟻駆除サービスセンター愛知では、様々なベイト剤を使用したシロアリの駆除作業を実施しています。