Ｑ：市販のシロアリ駆除スプレーを使えばシロアリは駆除出来ますか？
Ａ：市販のシロアリ駆除スプレーを浴びたシロアリは死亡しますが、他のシロアリには効果がありません。
イエシロアリの場合、数十万～100万頭のシロアリが存在している可能性があります。
ヤマトシロアリの場合でも、数千～10万頭のシロアリが存在している可能性があります。
つまり、目の前で発見した数十頭～数百頭のシロアリを退治しても、他のシロアリは駆除できずに逃げてしまいます。
場合によっては、シロアリに駆除スプレーをかけた事が、シロアリの被害を拡散させてしまう行為になることもありので、むやみに市販のシロアリ駆除スプレーを使う事はお勧めできません。
シロアリ駆除やシロアリ予防は御任せ下さい！
白蟻駆除サービスセンター愛知
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市販のシロアリ駆除スプレーとシロアリ駆除剤の違い
市販のシロアリ駆除スプレーとシロアリ駆除業者が使用する駆除剤の違いを誤解されてる方が沢山います。
それは市販されているシロアリ駆除剤に含まれている薬剤は有効成の濃度が薄くて、業務用のシロアリ駆除剤は含まれている薬剤の有効成分の濃度が濃いと思われている点です。
しかし実際は薬剤に含まれている有効成分の濃度の差ではありません。
市販のシロアリ駆除スプレーと業務用のシロアリ駆除剤は、有効成分自体が違うのです。
詳しくは市販のシロアリ駆除剤と業者のシロアリ駆除剤の項を御覧下さい。
市販のシロアリ駆除スプレーを噴霧した蟻害部位
駆除スプレーをかけた蟻害部位
蟻害部位
シロアリの兵蟻が存在
シロアリの喰害が発生している部位を発見した依頼者様が、シロアリを発見してから複数回に亘り市販のシロアリ駆除スプレーを噴霧した状況です。（①の画像）
数か月間で４～５回のシロアリ駆除剤をスプレーしたので、シロアリは死滅したと思っていたようです。（②の画像）
柱の根元の隙間を検査したところ、数頭のシロアリの兵蟻が存在していました。③の画像）
市販のシロアリ駆除用のスプレーにはピレスロイド系の成分が入ったタイプが多く、即効性は高いですが駆除効果の持続性は低いので、スプレーを浴びていないシロアリには効果がありません。
シロアリのコロニーの規模
項目
生息地
巣の場所
コロニーの規模
コロニーの数（1軒の住宅内）
ヤマトシロアリ
北海道を除く日本全土
地中・木材の中（移動型）
数千～数万頭
１～３個所
イエトシロアリ
関東より南の沿岸部
地中（定住型）
数十万～百万頭
１箇所
アメリカカンザイシロアリ
関東より西側が多い
木材の内部（移動型）
数百～数千頭
１～10箇所
イエシロアリの場合は、１軒の住宅に100万頭近いシロアリが存在している可能性があります。
その場合、市販のシロアリ駆除スプレーで数頭や数十頭のシロアリを退治しても、シロアリの被害を食い止める事は出来ません。
また、ヤマトシロアリやアメリカカンザイシロアリは１軒の住宅に複数のシロアリのコロニーが存在している可能性もあります。
蟻害が発生している１箇所にだけシロアリ駆除スプレーを噴霧しても、シロアリを全滅させる事は難しいと考えて下さい。
シロアリ駆除の御提案
あなたの住宅にシロアリの羽アリが飛来した直後であれば、シロアリ駆除用のスプレーを噴霧すれば簡単に死滅させる事が出来ます。
しかし既に、ある程度の蟻害が発生しているような場合には、一部にだけシロアリ駆除用のスプレーを噴霧してもシロアリの絶対数を減らすことにはなりません。
寧ろ、シロアリが拡散してしまい更に発見が難しくなったり被害範囲を拡大させてしまう可能性もあります。
シロアリの活動している範囲を把握出来ない場合は、床下全体へのシロアリ駆除や防除策を施した方が確実です。
発生したシロアリの駆除を検討されている方は、白蟻駆除サービスセンター愛知まで御相談下さい。