シロアリの種類【白蟻駆除サービスセンター愛知】
建物に被害を与えるシロアリの駆除や防除(予防)に関する作業費用や工事内容などは、被害状況によって違ってきます。
その為にも、先ずはシロアリの被害状況を把握する必要があります。
建物の被害状況を判断する基準は次の3点になります。
シロアリ被害の調査基準
・シロアリの種類
ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリ・その他のシロアリ
・シロアリの被害範囲
建物にシロアリの被害が発生している範囲で分類しています。
主に水平方向の被害範囲や規模で判断します。
・シロアリの侵蝕進度
シロアリによる被害(喰害構造材の種類・進行している程度・修復の難易度など)の程度で分類しています。
主に垂直方向の被害範囲や規模で判断します。
十分なシロアリの被害状況を把握せずに、無理な駆除を実施してしまうと、シロアリ喰害する場所を変更したり侵入経路の特定などが困難になってしまうケースもあります。
まず、発生しているシロアリの種類や被害部位の特定などを把握することが必要です。
シロアリの種類
同じシロアリでも種類が違うと、生息地域や侵入経路やコロニーの規模などに違いがあります。
現在、日本には約20種類のシロアリが生息していますが、住宅やアパートや店舗などの建物に被害を与えるのは、主に『ヤマトシロアリ』『イエシロアリ』『アメリカカンザイシロアリ』の3種類です。
下記は日本の建物に被害を与える主な3種類のシロアリを項目ごとに比較した表です。
シロアリの比較
項目
在来種か外来種
生息地
兵蟻のサイズ
職蟻のサイズ
コロニーの場所
コロニーの規模
喰害する場所
侵入してくる場所
苦手な環境
好きな環境
羽アリの飛来時期
驚異のポイント
蟻道(アリの通り道)
ヤマトシロアリ
在来種
北海道を除く日本全土
4~6㎜
3~4㎜
地中・木材の中(移動型)
数千~数万頭
主に床下周辺の木部
地中や建物の地下から
暑さに弱い
多湿で暗い地中や木材
4月下旬~6月上旬
被害件数が最も多い
作る
イエシロアリ
在来種
関東より南の沿岸部
4~7㎜
4~5㎜
地中(定住型)
数十万~百万頭
建物全体
地中や建物の地下から
寒さに弱い
温暖で多湿な暗い地中や木材
6月上旬~7月下旬
被害範囲が広い
作る
アメリカカンザイシロアリ
外来種(1970年頃~)
関東より西側が多い
8~11㎜
6~8㎜
木材の内部(移動型)
数百~数千頭
屋根裏や輸入家具やピアノ等
運び込まれた木材や家具から
湿気の多い場所
乾燥した木材
6月~10月頃
発見も駆除も困難
作らない
築25年以上経過している木造住宅の20~30%がシロアリの喰害が発生しているとも言われています。
定期的にシロアリ予防を実施していない方は、一度詳しいシロアリ調査を行ってみては如何でしょうか?
シロアリの調査
シロアリ駆除を実施する前に、発生しているシロアリの種類を特定する事が重要です。
また、市販のシロアリ駆除スプレーを噴射してしまうと、その場にいるシロアリは退治できますが他のシロアリは別の場所に移動してしまいます。
シロアリが数頭で活動する事はありません。(飛来したばかり頃の羽アリは別)
つまり、市販の駆除スプレーで目に見える範囲のシロアリを退治しても、シロアリの殲滅には至らないばかりか被害範囲を拡大させてしまう可能性も出てきてしまいます。
シロアリの被害を発見したりシロアリを目撃した場合は、すぐにシロアリスプレーなどを散布するのではなく、先ずはシロアリの種類を判別する事が重要です。
白蟻駆除サービスセンター愛知では、シロアリ調査を実施しています。
関心のある方は御気軽に御相談下さい。